重症心身障害児(者)施設で働く看護師になりたいと考えるものの、働く魅力を見出だせない方も少なくありません。

利用者は寝たきりもしくは座位の姿勢が取れる程度の運動能力で、かつ知能指数が35以下の方ばかりです。

脳障害によって自発呼吸ができない方や、てんかんなどの疾病を併発している方もいます。

そのため、看護師との意思疎通が難しいケースも多いのが現状と言えるでしょう。

ですが、そうした状態の中でも、利用者は何らかの形で「快・不快」や「賛否」のサインを表すことが可能です。

寄り添って献身的に看護を行うことで、看護師も利用者のサインがわかるようになります。

気持ちを共有できたときは、看護師として大きな喜びにつながるでしょう。

重症心身障害児(者)施設では多職種の医療従事者が利用者を支えており、とりわけ利用者と関わりが強いのが看護師です。

スタッフ間で些細な情報も共有することで、利用者のさらなる生活の質の向上が目指せます。

利用者とスタッフの架け橋となり、看護以外の場面を支えられるのも看護師の魅力と言えるでしょう。

また、重症心身障害に対するスキルアップを図りやすい環境が整っています。

例えば東京都では、重症心身障害の専門性を磨くための育成研修が行われているのがポイントです。

公益社団法人日本重症心身障害福祉協会は、独自に協会認定重症心身障害看護師の制度を設けています。

このように、働きながらさらに高みを目指せるのはメリットではないでしょうか。

重症心身障害児(者)施設が気になる方は、このサイト→http://smid-nurcing.com←をチェックしてみてください。